中国でも買えるようになったけど我慢してたAIRA Compact T-8。
酔った勢いで買ちゃったので、ハードシーケンサーをVJ用途でどう使おうかなぁ・・・という内容です。
- 基礎知識
リズムマシン・シーケンサーってなんだ - AIRA Compact T-8とは
- 実際の信号内容
- 使い道
基礎知識:リズムマシン・シーケンサーってなんだ
リズムマシン(ドラムマシン)
ドラムパートを自動的に演奏させるために開発された電子楽器の一種。
ミュージックシーケンサー(Music Sequencer)
演奏データを再生することで自動演奏を行うことを目的とした装置、およびソフトウェアをいう。
DTM(GarageBand/Logicなど)でリズム打ち込んでいくような感覚でリズムが作れる+自動演奏させる機器・楽器(歴史的にはDTMのUIがシーケンサーを真似したんでろうけど)。
80年代に発売されたRolandのTR-808/606/909、TB-303などリズムマシン・シーケンサーが当時のエレクトロ・ハウス・テクノの代表的なパフォーマンス・作曲ツール。2022年の上海ロックダウン前、クラブ界隈でも流行ってたアナログシンセを使用したパフォーマンスとかでも使われる。近年のバイナルリバイバルと合わせてクラブでのマシンライブパフォーマンスが増えてる印象。
ちなみにシーケンス機能自体はVJソフトのVDMXやResolumeにもあるけど、ミュージックシーケンサーとは挙動が少し違ったり、あまり現場で使われていない印象。
AIRA Compact T-8とは
2022年5月に発売されたRolandの小型・入門編的なリズムマシン。
通常リズムマシン・シーケンサーは
- アナログ楽器間でのMIDI入出力に対応 = USBでのMIDI出力なし(or 一部信号のみ)
- MIDIコントローラーとしてDTMソフト内のソフトシーケンサーを操作するためのMIDI出力に対応 = シーケンサー機能はDTMソフトに依存
- USBでのMIDI出力もあるけど”楽器”なのでデカすぎる
そんな中で、
- 小型のポケットサイズ
- TR シリーズのリズムとTB-303 のベースで音色がまとも
- 単体で音出力可能(USB / 3.5mm PHONES 端子)
- USB Cで接続
- シーケンスの内容をUSB 経由でMIDI 出力可能
(買うまで不明だったところ。詳細次項)
と、ハードでのシーケンスMIDI 信号生成機として完璧。
実際のMIDI信号内容
動画内で試しているように
- リズムパート : 6ch
- ベースパート : 72ch (C0 ~ C7 / 7オクターブ)
- 音色に関わらずパルス信号
- 各音のベロシティ(音の強弱) = 信号の強弱
上記MIDI信号 + USB経由での音声信号が取得可能。
単純・シンプルなパルスなのでTouchDesigner内でCount Chopを使うことでステップやスクエア波にしたり、Filter chopで加工したり色々使いやすそうな印象。
通常?ちゃんと楽器として使われているものは各社3〜5万円くらいから。同価格帯で他には、2020年に発売されたBEHRINGER ( ベリンガー )のRD-6-AMシリーズなんかもあるけど、なんとなくRolandが出したってのが気になってた機材。ちなみにこのT-8、本来の使い方のリズムマシンとして使って、ちょっとした動画をYOUTUBEにあげる時にBGMつくるのに良さそうだし、TouchDesignerで音反応系作ると時のテストサウンド作るのにも良さそう(買ってよかった)。
TouchDesignerと繋いで色々試してみた
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