活気とリラックス、あとすばらしい自然。
毎回言ってる気がするけど、わかるようでわからない形容詞のフワッとした大タイトルのついたニューヨークファッションウィークからの2017年春のファッションレポート。
パントーンの理事の言う“今年気になることとして、これまでの伝統とは異なる系譜で語られた一新された色の想像力”。
“自然に囲まれたような色合わせの2017年春カラーレポートは、感情と感覚のスペクトルを喚起させた”。晴れた暖かい日のPANTONE 13-0755・プリムローズイエローから爽快で新鮮な山の空気を感じるPANTONE 18-0107・ケール(アブラナの一種の植物の名前)。元来の水のPANTONE 14-4620・アイスランドパラダイス。
デザイナーはこれらを、楽しみつつも思慮深く配色し、各々の憧れる春をへ変容を望んだ。
・・・・・・ってなんのこっちゃ・・・ざっくりまとめると、日の光、葉の柔らかさ、水/空気の鋭さを使って新春の冬の寒さのパリッとした感じと、春の柔らかい暖かさを共存させようとした。& その塩梅がデザイナーごとに微妙にコントロールされてた・・・って感じですかね?
活気=ビビットカラー
- PANTONE 19-4045 Lapis Blue = ラピスブルー / 瑠璃色
- PANTONE 17-1462 Flame = フレイム/炎色
- PANTONE 17-2034 Pink Yarrow = ピンクヤロウ(西洋鋸草)
- PANTONE 13-0755 Primrose Yellow = プリムローズイエロー(イチゲサクラソウ)
- PANTONE 15-0343 Greenery = グリーネリー / 緑樹・若葉
個別の詳細は省略しますが、
・鉱石をもとにした硬く彩度の強い顔料の瑠璃色
・花の色由来のビビットでも可愛げのあるピンクヤロウとプリムローズイエロー
・まとめ役としても、主役としても使えそうな若々しいグリーネリー
とまぁ、春の色ってことにしてもかなりビビットな組み合わせ。もとが自然色なだけあってビビットでも、どこか落ち着いた微妙なところでに調和が取れる色・彩度のグループ。
リラックス=ハイトーン+ダルトーン
- PANTONE 13-1404 Pale Dogwood = ピールドッグウッド / 淡いミズキ色
- PANTONE 14-1315 Hazelnut = ヘーゼルナッツ
- PANTONE 14-4620 Island Paradise = アイスランドパラダイス
- PANTONE 18-0107 Kale = ケール(アブラナの一種の植物の名前
- PANTONE 17-4123 Niagara = ナイアガラ
淡紅色の植物・木の実・アイスランドの水/氷
青汁に使われる植物のグリーン、とナチュラル傾向の中で激し目の名前のナイアガラ・・・説明を見てみると”安楽とリラックスを感じさせる古典的なデニムのようなブルー”。名前ほど激しい意味はなさそう。
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