目次

  1. 前準備 
  2. VCO 1
  3. VCO2
  4. VCF1
  5. VCF2
  6. UI 
  7. 更新編(この記事)

一年ぶりの続編、更新編。

2022年時の使ってみた感じ

昨年、6:UI編の内容に加えてシーケンサー機能、ビデオフィルター(VCFまでの内容を加工して絵作り)を実装。そのタイミングで実際クラブで使用する機会があり、翌月再度使用する予定だったのですが上海のコロナロックダウンによりイベント延期・・・。

そんな事情で一年越しに現場での使用感含めたフィードバックを修正〜先週末またクラブで使ってみた、という報告。

2022年使用時のフィードバック

  • FPSが20前後まで落ちる
  • シーケンサー用MIDIコンがいまいち使いにくい

TouchDesignerのアップデートに伴う修正点

  • Text compを使うことでUIのブラッシュアップ

FPSが20前後まで落ちる

元々このプロジェクトの基本姿勢”アナログシンセが音を生成する仕組みに準じて映像を生成”、この再現のためにVCO〜VCF(信号の生成〜加工)までの工程をChopのデータで行うようにしていたためCPU負荷がかかってFPS落ちてると予想。

ということでChopで作ってたsine波などをramp Topなどに置き換えていきます。(実質作り直し・・・)

2022年版
2023年版

Pattern Chopのtype切り替えで対応していたところを、各タイプに準じたTopを用意してSwitch Topで切り替える式に変更。replicator COMPなどで波形を増やしていたところも、Y軸の解像度を可変させることで対応。この段階でVCF出力時で40FPS弱まで落ちてたモノが、60FPSまで出るように改善。あとはフィルターの重さと出力解像度次第。

2022年版
2023年版

参考

http://satoruhiga.com/TDWS2019/day1/

シーケンサー用MIDIコンがいまいち使いにくい

そもそも凡庸性のあるMIDIシーケンサーコントローラーが少ない中、2022年版では機材屋に相談したところレビューしてと譲ってもらったAkai Fireを使用。ただこのAkai Fire、基本的にFL Studio専用機。Twitterの助けを借りて一応使えるようになったものの余計なノード増えるし、無理やり光らせた都合たまにズレる・・・とかって問題があったので再選定。

16拍分もシーケンスが必要かはさておき、ロードとトリガー系32パッドあるもの+ある程度カスタム設定振れるもので選んでいって悩みに悩んだ結果、結局王道Lanch pad mini。ブラウザベースのweb appでカスタムレイアウト組んで使ってみたものの、ページの切り替えがめんどくさかったのでレイアウトは要再検討。

Text compを使うことでUIのブラッシュアップ

TD2022からtext COMPで綺麗なUI組めるようになったので他調整と合わせてアップデート。ついでにツマミ(フェーダーUI)などもtoxの外部読み込み・モジュール化することで更新の効率化も。

2023年版をVDMX UIに組み込んだところ

実際使ってみて

  • 今回思ったよりもミニマムな曲調じゃなかったので、曲の展開にビデオシンセ単体でついていけない
  • アンビエント/ミニマムテクノ以外だと、調整〜ロード〜シーケンサー走らせる、って流れが手間取りすぎる。
  • パキパキしすぎ(好きだけど)

上記踏まえた2023年3月使用時のフィードバック

  • VCFまでのプレビューが欲しいかも
  • シーケンス再生〜ブレイクにどう対応するか
  • 各パート、プリセット的なもののsave&reloadできるようにしたい
    (pack Topでできそう)
  • フィルター面白いの足す or 組み替えできるようにモジュラー化
  • VCOのTop切り替えに伴う各フィルターの最適化
  • Launch Pad、ページ切り替えめんどくさい・・・
  • 操作性の向上

ここら辺合間見て修正~進捗報告します。
(あとシーケンサーの作り方も)

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